SpeeeedでTeXをhtmlに変換する
あいさつ
TeXファイルのhtmlへの変換は、今まではTeXをhtmlに変換するの仕方でやっていた。TeXをPDFに変換してから、それをDoc形式に変換し、それをコピペでGoogleサイトに貼る、というやり方ですね。
だが、これだと見た目がごちゃごちゃになってしまう。変な空白ができてしまったり、目次が再現されなかったり、変なところで段落が入ってしまったり。そして、それを整形しようとしても、なんか非常に構造が込み入っていてどこをいじっていいか分からない。
という訳で、別の方法を模索。Speeeeedというソフトを使います。
やりたいこと
僕は、TeXを章構造を実装するためにだけ、利用している。数式とか図とかは使ったりしない。というわけで、これをhtmlに変換するといっても、たいしたことは必要ない。
要は
\\section\{ほげほげ}
となっているのが
<h2>ほげほげ</h2>
となってくれるだけでいい。いくつかの置換パターンを、自動でソフトで実行してくれればそれでいい。
Speeeed
そのようなソフトとして、Speeeedがある。
インストール
まずは、AkkyWareHOUSEから、Speeeeedをダウンロードします。
次に、Baba Centerfoldsから、BREGEXP.DLLをダウンロード。
Speeeeedを解凍し、そのフォルダにBREGEXP.DLLを入れます。
これで、Speeeeedで正規表現が使えるようになります。
ではSpeeeedを実行してみましょう。普通に特定の単語を置換したいだけなら、
このように、検索文字列と置換文字列を入力、置換えするファイルに、好きなファイルを追加で入れていき、置換開始を押すだけです。
リスト
今回の場合、置換する文字列が多数あるので、リストを利用する。
リストを編集をクリック。
新規作成をクリックしたあと、追加をクリック。一つずつ、パターンを追加していきます。
正規表現検索にも、忘れずチェックを入れましょう。
追加し終わったら、名前を付けて保存します。tex2htmlとか、適当に付けましょう。これは、Speeeeedフォルダに保存され、エディタで編集することも可能です。
置換えリストの全自動置換
では、早速置換してみましょう。
設定から、「使用する置き換えリスト」をさっき編集したリストにします。
また、リスト登録可能拡張子の末尾に";*.tex"を追加しましょう。
ついで、置き換えリストの全自動置換にチェックを入れます。
追加から、置換したいファイルを追加していきます。
追加し終わったら、置換開始をクリック。これにより、先のリストで編集したすべての置換パターンを、実行してくれます。
Tex2htmlの参考パターン
リストは、エディタで編集することも可能です。
というわけで、僕のパターンを載せておきます。章構造と、箇条書き、太書きくらいしか置換してないけれど、僕の場合はこれで十分。
\\section\{(.*)\} <h2>$1 </h2> E \\subsection\{(.*)\} <h3>$1 </h3> E \\subsubsection\{(.*)\} <h4>$1 </h4> E \\textbf{(.*)} <b>$1</b> E \\begin{itemize} <ul> E \\item(.*) <li>$1</li> E \\end{itemize} </ul> E \\begin{enumerate} <ol> E \\end{enumerate} </ol> E \\begin{quote} <BLOCKQUOTE> E \\end{quote} </BLOCKQUOTE> E \\textbf{(.*)} <b>$1</b> E