fenrirによるファイラとランチャ一本化計画その1

fenrirによる一本化


CraftLaunchとあふで行っている機能を、fenrirにより統一する。
そのために、現状や、解決したい問題を記述したい。

現状


ファイル操作と、ランチャという二つのことがfenrirでは行いうるが、現在そのどちらも別のソフトで行っている。
ファイル操作は、あふで行っている。基本的に行うのは、コピーだとか移動だとか解凍だとかであり、これらについては二画面式であるほうが使いやすい。だが、検索やフォルダ移動については、fenrirで補っている。

具体的には、あふから現在のフォルダをfenrirに投げ、再びあふに戻るという方法と、最初からfenrirを開き、そこから目的のフォルダを選びそこにいく、ということをしている。

fenrirのコマンドで、Ctrl+→とCtrl+Rに、

[.***;
あふぅ!|D:\bin\afx\AFXCMD.EXE -s -r"%P"
]

を割り当てる。2right.txtと2r.txtという空ファイルをつくって、そこにこれをコピペするだけです。パスとかは読みかえてください。
ついで、Ctrl+←とCtrl+Lに

[.***;
へあふぅ!|D:\bin\afx\AFXCMD.EXE -s -l"%P"
]

を割り当てている。
2left.txtと2l.txtというファイルを作り、コピペ。
このfenrirについては、あふから起動するのと、ランチャから起動するのとの二通りでやる。あふから起動する場合というのは、以前書いた、頭文字ジャンプっぽくするとした、あれである。ランチャから起動というのは、後を呼んでくれればわかる。

よく使うフォルダに関しては、あらかじめあふでメニューとして登録している。ネットからダウンロードしたものについては、基本月ごとに保存するが、それらを登録している。また、TEMPフォルダを作り、基本まず、ダウンロードしたものはそこで開き、使えそうなら別のbinフォルダに移動するということをしているが、それらも登録している。
ちなみに、以下のようにしてポップアップメニューで呼び出している。

afx ファイル移動.txt

"work" &CD D:\00work
"Temp" &CD D:\00work\01Temp\
"rTemp" &EXCD -OD:\00work\01Temp\
" -----------------------"
"January" &CD D:\00work\January\
"February" &CD D:\00work\February\
;"March" &CD D:\00work\March\
"April" &CD D:\00work\April\
"May" &CD D:\00work\May\
" -----------------------"
"Dust" &CD D:\00work\Dust\
"bin" &CD D:\bin\
" -----------------------"
"編集" C:\Program Files\EmEditor\EmEditor.exe D:\bin\afx\menu\afxファイル移動.txt

ランチャには、CraftLaunchを使っている。たいてい毎日使うプログラムは決まっているから、登録式の方が使いやすいのだ。fenrirも、CraftLaunchを介して起動するようにしている。私の場合は、CraftLaunchの空欄コマンドを利用している。そのままEnterを押せば、ファイル検索用のfenrirが、Shiftを押しながらEnterならフォルダ用のfenrirが起動する、という具合だ。私は、fenrirは非常駐で起動している。それは、複数のfenrirを起動させているからである。ファイルを開くかフォルダを開くかなどの用途によって、アイコンの表示や、前方一致か中間一致か、migemoを使うかどうか、という点で区別したほうが効率がいいからである。また、区別をすることで、scanをするときの時間を短縮することにもつながる。たとえば、フォルダのみをscanするのであれば短時間で終わるが、すべてのファイルをスキャンする場合には時間もかかる。
現在は、ファイルをすべてスキャンするもの(All)、フォルダのみをスキャンするもの(Dir)、音楽用ファイルのみをスキャンするもの(Music)、というように三つに分けている。

それぞれの設定だが、AllとMusicは、検索方式が中間一致、Dirは先頭部分一致。AllとMusicには、migemo検索ができるようにしてある。

問題点と理想


この方法の不満な点は、CraftLaunchを介さねばならないということである。今は、あふとCraftLaunchを主に用い、その補助としてfenrirを用いているが、これをfenrir中心にしたい。やりたいのはランチャとファイラの二つの機能であるのに、それを3つのソフトを用いて行うというのは無駄な気がしている。そして、それをランチャとファイラ両方の運用の仕方が可能なfenrirで一本化するというのは、当然の思考だと思う。
では、なぜfenrirで一本化せずにいたかというならば、ランチャとして使うにしろファイラとして使うにしろ、不十分であり、かつ私にそれを補うだけのノウハウがなかったからである。
ランチャとして使うには、まず、ノイズを少なくする必要がある。この用途にはファイルのみをスキャンするfenrirを使うのであるが、EXEファイル以外も検出されるため、若干思考に負担が生じる。CraftLaunchのように、何も考えずに起動する、というまでいかない。また、プログラムの実行以外の、ログオフやシャットダウンという機能をどう実装するかという問題がある。つまり、ここでは、fenrirは登録式のランチャより、使いにくい。
ファイラとして使うには、解凍、コピー、移動などの点で劣る。ただ、普段利用するコピーや移動、解凍というのはたいてい決まり切ったフォルダで行うので、これも工夫によって可能かもしれない。
また、一本化をできない理由として、複数のfenrirを使い分けする場合には、その切り替えのために、CraftLaunchを用いるしかない、ということがある。それぞれのfenrirごとに、別のホットキーを設定すればいいではないかと思うかもしれないが、何かをしたいときに、「とりあえず」起動するものが一つに絞られていた方が私にとって頭を使う負担が減るのである。「とりあえず何かしたいときには、これを起動すればいい」というものをもっておいて、その後に何をするのか考えてほかのものを起動する、というほうが自然にできる。それを満たすのがCraftLaunchであり、ほかのすべてのことは、これをアクティブにするところから始める。私は、CraftLaunchのアクティブ化にCtrl+無変換を当てている。「なにかしたいなぁ、けどなにしたいんだっけ」と考えながら無意識にアクティブにし、「そうそう」と思いながら、fenrirを立ち上げたり、別のソフトを起動したりするのだ。

理想は、fenrirを中心に、ランチャとしてもファイラとしても利用することである。そして、複雑な操作の時だけ、CraftLaunchやあふを使う、というようにしたい。できれば、CraftLaunchは使わずにしたい。使うとしても、fenrirを起動してから、CraftLaunchを起動するという形にするのが理想である。

現在、Everythingの登場により、ファイルをスキャンするfenrirは不要になっており、この機会に今までの方法を変えることができるのではと考えている。複数利用していたfenrirを一本化できれば、その設定をいじり、またそこから投げるフリーウェアを整え、インスタントコマンドなどを活用することで、fenrir中心の運用ができるのではないか。
そういえば、Everythingでは、iniファイルを複数設定できるとどこかに書いてあったようななかったような。
続きはまた今度。