VirtuaWinを使ってみた

PCにおいて、文章を打ち込むという用途と遊びの用途を物理的に分けることをずっと考えていた。文章を打ち込むときに、すぐに手が伸びるところに2ちゃんねるの専ブラとかvipまとめサイトだとかがあるとどうしても集中できないし、また、その境界を曖昧にすることで、自分のいまやっていることが息抜きなのかなんなのかよくわからないまま、頭だけ興奮させて延々と非生産的な行為をしていても、何かした気になってしまうのである。
仮想デスクトップの存在は、BBCleanを使っていたことから知ってはいた。けれども、別にAlt+Tabでいいじゃん、効率性悪いのは単純に不要なのをアンインストールしたらいんじゃね?と考えて、使ってこなかった。

最近になって、メモをいつでも、気が向いたときに書けるような環境がほしいな、と考え始める。それには、それに必要なウィンドウがいつも開いていないといけない。PPxとかビューアとかね。そして、それらはいちいちAlt+Tabでどうのこうのしたり、あるいはメモをとるたびに、不要、ノイズになる関係のないウィンドウを閉じるのは面倒だなとおもいはじめる。ここで、BBCleanの仮想デスクトップの存在を思い出す。

VirtuaWinへ


仮想デスクトップだけの機能をもったフリーソフトがあるのではないか、と探し始めて、VirtuaWinというソフトに出会った。
僕がほしいのは、次のような機能。全てのデスクトップで任意のウィンドウを開きたい。例えばファイラだったら、どのような作業をしているのにもかかわらず、ブラウザでも専ブラでも使うことになるからだ。
あと、キーボードで操作できるのがいい。キーバインドで、他のデスクトップに移ったりできるといい。
で、色々試して、VirtuaWinに落ち着いた。理由は、常に表示の設定をキーバインドでできること。ゲームでフルスクリーンになってもちらついたりしないこと。日本語化ができること。

基本的な設定

タスクトレイのアイコンを右クリック-Setup-General-デスクトップ設定-デスクトップレイアウト
4×1に。画面は四画面で、横並び。デフォルトだと、縦二つ横二つだけど、アイコンが気持ち悪い。
これだと、いまどこにいるかがタスクトレイのアイコンで数字で示される。わかりやすい。

キーバインド

Setup-Hotkeyで設定する。
VirtuaWinでは、Windowsキー(田ミ)をキーバインドで利用できる。これを基本用いることにする。

  • 常に表示のトグル

コマンドに、Toggle always showとあるのがそれ。
これは、アクティブなウィンドウを、すべてのデスクトップで有効にするもの。僕はWin+Sに割り当てている。

  • デスクトップ切り替え

コマンドに、NAV:Move to Desktop
そのしたのデスクトップから、適当な数字を選択する。
Win+数字。僕は四つ、デスクトップを設定しているけど、その順番に従って数字で移動するようにしている。Win+1ならデスクトップ1へ、というように。
また、Win+カーソルキーで、隣へ移動できるようにしている。

  • 他のデスクトップへのウィンドウ移動

コマンドに、WIN:Move to Desktop
Win+Ctrl+数字で、他のデスクトップへ移動するように。

モジュール


実際の用途としては、上であげたので十分。モジュールというのは、任意の機能を追加できるというもの。プラグインとかアドオンみたいなもの。解説サイトがあったので、せっかくなのでいくつか試してみた。意外とおもしろいものがあったので、いれることに。

  • モジュールの設定

VirtuaWinのインストールフォルダにある、modulesフォルダに各モジュールのexeファイルを入れることで、追加できる。
ここに入れた後に、タスクトレイを右クリック−setup−modulesタブの再読込をクリック。すると、各モジュールが表示される。そして、それをクリックして設定ボタンを押し、設定をする、という順序です。

  • Smart CoolName

デスクトップ移動をしたときに、画面上に一瞬、そのデスクトップにつけた名前を表示するというもの。必要な設定は、各々の名前と、Duration、Font。


  • SwitchDesk

壁紙を、それぞれのデスクトップで変更するというもの。それぞれのデスクトップにいって、普通に設定すればいい。


僕は、次のように設定している。上から順に、デスクトップ1、2、3、4。





それぞれのデスクトップには、tukasa、kagami、konata、miwikiと名前をつけてます。そしておのおの異なった役割を担ってもらいます。
つかさちゃんは、結構まじめなんだけど頭それほどよくない子だから、webブラウザを担当してもらう。かがみおねえちゃんは優秀だから、メモの打ち込みとかまじめな作業を担当。こなちゃんは当然2ちゃんねる担当。みwikiちゃんは、これといって仕事なし。何も表示していないデスクトップを表示したいときのみ、出てきてもらってます。

タスクトレイ左クリック


一応、必要な情報は説明しておきます。
タスクトレイを左クリックすると、

みたいな画像が出てきます。左から、

  • Switch to
  • Move here
  • AlwaysShow

となってます。

Switch toは、そのウィンドウがあるデスクトップに移動し、そのウィンドウをアクティブにするというもの。だから、当然そのウィンドウ自身は移動したりしません。

Move hereは、別のデスクトップにあるウィンドウを今いるデスクトップに移動するもの。アイコンのすぐ右にある数字が、そのウィンドウがどこのデスクトップにあるのかを示しています。クリックすると、それが現在いるデスクトップに移動してきてアクティブになります。

AlwaysShowは、それをクリックすると、全てのデスクトップにそれが現れることになるというもの。
僕はキーボードで主に操作するので、あまり利用しません。マウス派の人には便利なのじゃないでしょうか。

結局、どうなのか


今のところ、問題なく使えている。
使い続けて、やっぱりAlt+Tabでいいや、となったらまた報告します。
今現在、やりたいことは、AlwaysShowをキーバインドでなく事前に登録できないか、ということです。どうせAlwaysShowにしたいのは決まっているのだし、そのほうが効率がいい。まだ確かめてないけど、設定できるのかな。

参考にさせていただいたサイト

Inspiron Mini9の部屋
IT-Freak.com