バックアップの考察
以前のフォルダ構造をどうするかにおいて、フォルダ構造はバックアップをどうするか、というのを基点にして考えるべきだということを言った。
今回は、今やっている具体的なバックアップの手順を説明しますね^^
なぜバックアップが必要か
一番大きいのは、データの消失を防ぐためである。例えば、web上にあるファイルならば、そのサイトに行ってダウンロードすればいいだけで、その手間を考慮しないなら同じ状態を復元し直すことはできる。しかし、自分で作成したファイルについては絶望的だ。一日前、二日前くらいなら記憶に沿って思い出し、再現できるかも知れないがそれより前となると不可能。あと、精神的ダメージが大きい。
かつ、このことはPCにおいては故障という形で結構な確率で起こりうる。手帳などなら、燃えたりとか盗まれたりしない限りはありえないが。
また、システムが不調になったときのために、設定をし直すという手間を防ぐという目的もある。ソフトウェアとかが、特にそう。僕がbinに入れているものがそれ。昔から使っているソフト、例えばあふとかFenrirとかポチエスは復元できる自信がない。
失われる可能性について
物理的な消失。HDDなら、故障が怖い。
また、雷とかも怖い。幸い、今までそれで失ったことはないが、それだとPCが丸ごと破壊されてしまうとか。この場合、HDDを物理的に分離してバックアップをとっていたとしても、それが内蔵であるかぎり一網打尽になっちゃう。たぶん。
人為的なミス。これは、結構ある。例えば、上書きによるもの。あるいは、ミスってそれを削除してしまうとか。
これまでやった対応について
外付けHDD
雷とか考えると、たぶんこれがベスト。
これはHDDが僕にとっては高価であることにより、手が出しにくい。
DVD-Rでの保存
これは、容量的に制限があるということや、いちいち焼くのが面倒と言うことで、定期的にやるわけにはいかない。特に、更新が頻繁にあるものについては不都合。年に数回とか、MP3や壁紙などの、比較的カテゴリー分けが容易なものについて、は行ったりしている。
USB
あまり、バックアップに適していると思えないからバツ。何となく、脆弱な気がしてしまうの。
内蔵HDD
実際にずっと行っていたのはこれ。Dドライブとは物理的に別の2つのドライブに、曜日ごとにバックアップを用いて保存していた。月、水、金、日はEドライブに、それ以外はもう一つのドライブに、という感じ。曜日ごとに変えているのは、時間差を利用することで、人為的にデータを失うことを防ぐため。上書きの確認とか、「消去しますか」とかのダイアログはもちろん出るんだけど、ほいほいそれにおkを出して、ミスるということが結構あるの。これなら、ミスをしたとしても一日分のデータが飛ぶだけ。
今考えている方法
必要なバックアップについて、考えてみよう。フォルダ構造(フォルダ構造をどうするか参照)に従って説明してみる。
Cドライブ
まず、システム面のバックアップ。OSのインストールドライブ(普通はCドライブ)を丸ごと保存する、ということ。詳しくはわからないけど、ドライバとかレジストリとか云々とかで、分離しての保存はまず無理。ならば、それを丸ごと保存しよう、ということになる。
僕はAcronisTrueImageを用いている。ソースネクストの出している、2000円弱の廉価版で買った*1
。機能制限はあるらしいが、僕にとってはこれで十分。
bin
ソフトのバックアップ。これについても、定期的に保存できた方がいい。だが、そう頻繁にバックアップをとらなくてもいいっちゃあいい。
data
次に、自分で作成したファイルのバックアップ。これについては、頻繁に保存する必要がある。そのためには、バックアップが容易である程度まで自動化されているほうがいい。
bin1
設定を変更していないソフトについて。これについては、そのフォルダをバックアップする必要はなく、webでダウンロードした書庫だけがあればいい。一応、バージョンアップやそのサイトが失われることを考慮して、その書庫のバックアップはとっておいた方がいいかな。
data1
あまり頻繁に更新しないデータ。写真とか、音楽とか。これは、DVD-Rに保存しておけばいいだけ。そのカテゴリーが後で変化したり、不都合になったりしないから、それでおk。
work
適当。本当は、サイトが閉鎖したときのこととか、古いバージョンもとっときたいな、とかで保存した方がいいんだろうけどね。年に1度くらいは、DVD-Rに保存している。
Cドライブの再インストール
以前は、調子が悪くなるたびに再インストールを繰り返していた。少なく見積もっても、15回以上はこれまでにやっているはず。
それは、OSをインストールし直し、各ドライバCDをインストールし、ウィンドウズアップデートを何回も繰り返し、ブラウザなりなんなり必要なソフトをインストールし直し、設定もし直す、というかなり面倒な作業だった。
今は、AcronisTrueImageを用いている。これだと、それまで半日がかりの作業だったのがものの10分ほどで完了してしまう。
何か挙動おかしいときは、これですぐに元に戻してしまう。ゲームとか、そのたびに再インストールしないといけないけどあまり気にしていない。
これで復元する前に、Cドライブのデータを保存するけど重要なのはほとんどない。そもそも、最初から保存する必要のないようにしているんだけどね。あとは、ブラウザの設定とかか。Mozilla Firefoxくらい。アドオンの関係で。これは、MozBackupを利用している。あとは、ゲームの設定とか。
あと、復元後、都合が悪いことがあって設定面倒だな、という場合はメモっておき、復元した後、それを行ってから、保存するというように。sonicstageの保存先とか、一太郎の初動を完了させるとか、それくらい。以前はスタートアップもいじった入りしていたが、覚えらんない人のためのオンライン備忘録を参考に、いまはAHKのスタートアップをもちいているので、楽になった。
AcronisTrueImageの具体的な使い方
詳細については、たぶんどこかに解説しているサイトとかあるはずだからそれをみてくだしあ><それをふまえて書きます。
基本、Cドライブが汚れていない状態の時にそのバックアップをとる。OSをインストールし、各種ドライバをインストールし、operaなりなんなりのブラウザをインストールし、Officeも一太郎もインストールし、ウィンドウズアップデートも完了し、くらいかな。ゲームとかは、あとあとやらなくなる可能性が高いからインストールしていない方がいい。
この状態を保存しておき、PCの調子が悪くなったらそれを復元。
また、使い続ける中で、この設定はしておいたほうがいいな、というのがあったら比較的細かいことでもテキストファイルでメモをとっておく。例えば、一太郎の最初の起動時の表示が鬱陶しいから、一度起動させた方が使いやすい、とか、デフォルトのダウンロードフォルダがCドライブで毎回それを設定し直すのが面倒だから、それを設定しておいた方がいい、とか。
参考に、そのメモを載せてみる
バックアップ-とサクラエディタとスタートアップ
・サクラエディタ
設定のバックアップをとる。サクラエディタは、どうやらインストールをしなくてもいいらしい。フォルダごとコピー。
・スタートアップ
コピーしておく。
・お気に入りの整理
IEをひらき、お気に入り→お気に入りの整理→リンクをすべて削除する。
はてなブックマーク > ヘルプ > はてなブックマークをはじめるから、「myブックマーク」と「ブックマークする」を、リンクに入れる。
みたいな感じで。
そうして、次に復元をしたときに、そのメモに沿って設定をする。そして、その上で再びAcronisTrueImageでバックアップをとる。そのときには、コメントに、何を変更させたかを書いておいた方がいい。僕は、そのバックアップには、それをとった順に1とか2とか番号を振って全て保存してある。そうすれば、後になってやっぱり新しい設定が気にくわないと言うときに、より以前のバックアップで復元をする、ということができる。
これはイメージ アーカイブです
サンダーバードをupdate
radeon9550のupdate
winampのホットキー設定
sonicstageの設定。自動転送設定、初回起動時の設定。
VLCインストール
javaインストール(DesktopHEのため)と自動更新はずす
DesltopHE設定ファイル格納フォルダ変更
gdiplusをH2K6にインストール日付: 2009年3月12日 13:42:43
サイズ: 2.055GB
みたいなの。
DVD-Rでのバックアップ
data1フォルダのものは、基本的に全てDVD-Rでバックアップをとってある。
MP3とかの場合には、全てをあわせたら一枚では足りないので、複数に分けて保存する。そのとき、どう分けるかが問題になるが、DVD-Rの容量にあわせてフォルダ分けを適当にしてしまう。
[Music] ├ [08Septembermusic] ├ [AnimeMusic] ├ [augustmusic] ├ [Febmusic] ├ [JPopMusic] ├ [JuneMusic] └ [PopMusic]
みたいに。それぞれ、DVD-Rにあわせて4GB以下に抑えてある。区分も、内容で分けると言うよりは容量にあわせて適当に分けた、という感じ。
新しいMP3については、新しいフォルダつくってそこに保存するというように。D:\data\musicに保存。そして、それが4GBを超えたら、適当な名前(僕はその月の英語名を用いている)をつけ、過去の音楽が入ったフォルダに入れるというようにしている。DVD-Rに焼くというようにしている。
保存したときには、DVD-Rのレーベルに、日付とフォルダ名を記入。だから、フォルダ名についてはあまり変更しないようにする。
オンラインストレージとBackUp
オンラインストレージは、保存という点では決定的なもの。物理的な保存ではそれが紛失する可能性はあるが、これなら、ほぼ、安全ではないか。まあ実際には、オンラインストレージも物理的に保存しているんじゃないの?というのはおいといてね。
以前は、Gdriveくらいしか選択肢がなかった。けど、なんかいろいろと、ねぇ^^;というかんじで使わなかった。Gmailをオンラインストレージにするという時点であれだし、googleが正規に出しているものでもないし。あと、ファイラから使いづらそうだとか。
2ちゃんねるでソフトウェア板をみていて、DropBoxというのを最近知った。これ、ローカルフォルダに保存したのを、勝手に同期してくれるソフトらしい。つまり、普通にファイラやバックアップソフトで扱えると言うこと。
DropBox自体の登録は、簡単にできる。フリーなら、2GBまで使える。data1フォルダを含め全てバックアップするのなら不十分だけど、頻繁に更新するような、binだとかdataだとかの必要なフォルダをバックアップするだけならこれで十分。僕の場合、両方あわせても、1GBもいかない。
あとは、どうバックアップをとるか、ということになるけれど、ローカルフォルダとして使えるのだから、普通にバックアップソフトで設定したらいいだけ。
僕が使っているのは、sotaさんのバックアップ。これは、バックアップパターンを作っておけば、あとはGUIなりコマンドラインなりで、それに沿ってバックアップをしてくれるというもの。またバックアップパターンも複数作ることができる。一応説明。
- 新規追加をクリック。
- 名前−パターン名に、適当に入力。
- バックアップ元−追加をクリック。バックアップしたいフォルダ、ファイルを入力。
- バックアップ先−追加をクリック。ここに、DropBoxのフォルダを指定。
こうしていくつかのパターンを作る。パターンは、用途とかにあわせて分ける。僕は、テキストファイルとbin用のパターンと、data用のパターンとに分けている。テキストファイルのパターンなら、頻繁に更新する必要があるが、他についてはそれほどの頻度は必要ないからです。
そして、バックアップをするときにはコマンドラインで行う。僕は、shorterと組み合わせている。
前提として、テキストファイルメモ用パターン名はDropBoxText、bin用パターン名はDropBoxbinです。コマンドラインで、どのパターンを実行するか、などなどが決められる。以下、パターン名とかパスとかは適当に読み替えてください。
@x 450 @y 600 @icon DropBoxText | D:\bin\Backup\Backup.exe | -n "DropBoxText" -s -i DropBoxbin | D:\bin\Backup\Backup.exe | -n "DropBoxbin" -s -i
-
-
-
-
- >
-
-
-
を、backup.iniというファイル名で保存。次に、これをFenrirのinstant.iniに登録。僕は、b/で起動するようにしている。
b/="D:\bin\shorter\shorter.exe backup.ini"
を、末尾にコピペ。
そうしたら、Fenrirでb/を押すとポップアップで開くから、適当なのを選択。すると、自動的にバックアップをしてくれる。
そのうち、fenrirのinstant.iniの説明とか、shorterの説明とかもしようかな。今日はつかれたからここまで。
*1:今調べたところ、もう販売していないみたいですね