基礎教養講座2限目−ランチャ

ランチャを使うといいこと

ランチャというのは、使いたいソフトをすぐに起動するためのソフトです。
ランチャを使う利点は、おおまかに言って次の二つです。

  • ソフトウェアを素早く起動できる
  • デスクトップがすっきりとする

ランチャの使い方

PCを使い慣れると、日常的に起動するソフトというのは決まってきます。その際に、一々ショートカットアイコンやスタートアップを利用するというのは面倒ですよね。そのような時に、ランチャを使うと作業効率が高まります。
BlueWindを例にします。まずランチャをホットキーで起動。

次に起動したいアプリケーションの名前の数文字を入力。たとえばOperaを起動するとしましょう。だいたい2〜3文字打ち込むまでに、事前に登録したコマンドの中から候補としてOperaが上がってくると思います。

そこでEnter!これでOperaが起動します。

ショートカットが不要に

ランチャを使えるようになるということは、デスクトップにショートカットをおく必要が無くなるということです。
ファイラとも組み合わせれば、デスクトップアイコンを全て消しても支障がなくなります。たとえば私のデスクトップは、次のような感じです。


アイコンを消すのには窓の手を。タスクバーの改造にはTclock2chを使ってます。

ランチャの紹介

BlueWind


登録型です。好きなアプリケーションを、BlueWindD&Dすることで登録します。
アイコンが表示されるのがCraftlaunchとの違い。初めてランチャを使う場合は、これを使うといいと思います。とっつきやすいです。

Craftlaunch


登録型です。
空欄コマンドが使えるのが特徴でしょうか。Ctrl+Enterだとか、Shift+Enterなどに、ブラウザやファイラなどよく使うアプリケーションを登録しておくと色々と捗ります。
BlueWindよりも起動や動作が素早い気がします。アプリケーションを起動する、という用途だけに絞ったならば三つの中でこれが一番使いやすいと思います。
古いバージョンであるCraftlaunch2と、新しいバージョンである3とがあります。通常はclnch208.zipをダウンロードして使うといいと思います。3の方はPythonで拡張できたりするのが特徴ですが、旧バージョンより扱いが難しいです。

fenrir

二つの特徴があります。

  1. コマンドを登録する必要がない
  2. ファイラのフォルダ移動に使える

fenrirは、パスを最初にスキャンし、データベースを作るという方式なので一々コマンドを登録する手間がいりません。たとえばソフトを別のフォルダに移動してパスが変わったとしても、それを一々手動で登録する必要が無いということです。
また、ソフトだけではなくフォルダやその他のパスも取得するので、それを使ってファイラのパスを変えることができるのです。
最終的には、fenrirのみをランチャとして常駐。検索はEverythingに任せるというのが理想型だと思います。検索ソフトとしての面も今までよく紹介されていましたが、Everythingが登場した以上ランチャとフォルダ移動の役割に特化させるのが一番いいのじゃないかと思います。

fenrirとBlueWind&Craftlaunchの違い

どちらもコマンドラインランチャですが、少し性質が違います。
fenrirでは、データベースを作って、それから検索する。BlueWind&Craftlaunchでは、使いたいソフトを一々登録する。
しかし、これはどちらが優れているというわけではなく、使い勝手が少し変わってくるのです。
コマンド登録型だと、登録するときの名前を自由に変えれる。だけれども、fenrirだとそれができない。また、オプションを付けて起動ということも難しい。登録型だと、必要なソフトのみ登録できるからノイズが減るけど、fenrirだとそれができない。
最初に使う際にはBlueWind&Craftlaunchの方が親しみやすいかもしれません。しかし、ある程度ランチャやファイラに慣れ、フォルダ構造も工夫し、パスという概念での把握ができるようになり、色々なソフトを扱うようになれば、fenrirの方が格段に使い勝手が上がります。今まで使ったことが無いという場合は、とりあえずBlueWind&Craftlaunchでランチャの恩恵を感じ、ある程度慣れたらfenrirにも手を出してみる、というのがスムーズなのかな、と思います。もちろん、fenrirから始めるのもいいですけどね。fenrirの方がweb上に情報が多くあるという利点があります。