howm on xyzzyに移行してみたい

今までやっていたのは、PPx+Editorという方法。詳しくはつかさのめもめも日記を参照。
簡単にいうならば、メモ管理の機能(検索だとか必要なもののみサーチだとか時系列順に並べるだとか)をファイラを任せるという方法です。それとエディタやビューアを連携して、メモをとり、それを閲覧するという環境を整えていた。そして、足りない部分についてはgrepソフトやファイル名検索ソフトに任せてそれと連携するという仕方。

この方法の限界

この方法の限界は、管理がファイル構造に規定されるということにある。メモに求められる機能と微妙にズレがあるのだ。
問題になるのは、メモ同士の関連付けが自由にできないということ。そのためには、ファイル名に共通性を持たせたりしなければならない。だが、メモであるからそれは自由に書き換えができた方がいい。その時々に取り組んでいる課題によって重要となるメモも変化するからだ。
ファイル名でなくその中身で補う、という方法も試した。grepなど。しかし、これもうまくいかない。文字列の共通性で、メモ間の連結を実現するということが難しい。
理想なのは、タグである。ニコニコ動画とか、ブログだとかのもの。あるいは、wikiのように個々のファイル間の連結をつける、ということ。

今までしたメモ同士を連結する工夫

Grepでの検索を前提に記述

メモをいろいろとためておき、あとで解きたい問題があったならそれに関係しそうなのをそこからgrepする。分からないことがあったら、それっぽい単語でググったらだいたい分かるよね、というのと同じような発想でしょうか。
このためにひっかかりやすい用語を使うようにしている。本名だとか正式名称だとか。略語はつかわないということですね。

とりあえず、メモは二年分くらいはテキストファイル形式でたまっているのですがあまり使えないです。そのときどきに考えていることはだいたい決まっていて、重複していることが多い。だから、そのようなデータが大量にあったとしても、利用するにはそれを分析、処理することになり、一から考えるのと同じだけの手間がかかる。
いろいろ思いついてメモを書くんだけど、あまりまとまっていないんだよね。〜の状況に於いてこう対処した、とかいうように特殊な、特定の項目ごとにまとまった形で考察、メモをしていたのなら使えるけど、そうでなく漠然とそのとき考えていることが、ずらっとメモとしてある、という状態。さらっと参考にする、という用途にも使えないほど、情報の質として微妙。たまーに質の高いものとかあるんだけど、埋もれてしまってノイズで探し出せない。

タグをつける

最初はgrepすることを前提に、タイトルとタグは一行目に書いていた。ファイル名を一々つけるのとかめんどくさいんだよね。書き始める前から、タイトルとか内容全体をふまえたものが頭の中に入っていてタイトルも決まっている、ということはほとんどないし。だから、ファイル名は適当にしていた。でも、あとで一行目をファイル名にという機能をエディタで用いるようになった。
タグは、【】でくくる。2ちゃんねるスレタイの影響を受けています^^
過去のデータ考察【メモ】.txt
みたいなかんじ。あと、タグをつけるのにも、適当に思いつきでやっていたら意味が無くなるから最初から数個に制限し、そのタグをつけるというようにしていた。5個くらいかな。そして、新しいのが必要になったら一々考察して、増やすようにする。これは、タグを付けるときに頭をできるだけ使わないようにしよう、という意図もあった。その種類は、【一時的】とか【記録】だとか。
何回かいじったけど、これ、というのは決められなかった。だいたい、「そのときに中心として扱っているテーマに関するもの」か「それ以外の思いつき」というように、二つに収束してしまう。実質的に、今扱っているテーマとその他、という二つの区分しかないことになる。二つの区分のためのタグなら、つける必要ないですね。
かつ、今扱っているテーマがかわっても、この方法ではタグ自体はかわらない。そのため、今扱っているテーマにつけているタグが全く内実を表さないさらに無内容なものになってしまう。それで、【今扱っているテーマ】のタグを廃止し、それをヴァージョンで表す、というようにしてタグシステムそのものからはずしたり。まあいろいろやったけど、うまくいきませんでした。

内容が同じもの

ファイル名は同じにして【その1】【その2】みたいに分けたりした。あとは、総括だとか方針だとかの、定期的に書くべきものについては、ファイル名にそのときの日付を入力したり。方針20090910.txtみたいに。

メモの仕方を変えようとしたきっかけ

まとめる、ということを実際に行い始めてからこの問題に突き当たった。メモを集める、というだけなら前に行ったような一行目保存だけで十分である。だが、それを用いようとすると使い物にならない。ここで、メモ間の連結を改善したい、ということが問題の焦点として浮かび上がった。
まとめることは特別な方法論がいる。メモを蓄積するだけなら今までので十分なんだけど、そこから新しい何かを生み出すとか、現在突き当たっている問題を解決するのに使うというのでは使えないんだよね。核を決めるだとか、全体像を見通していないといけないとか、不要な情報を削っていくだとか。
今までのやり方だと、以前とおなじように頭の中だけで行うことになってしまう。計算用紙だとかを用いて。けれども、処理する情報量だとか、取り扱う範囲だとかが広すぎるとどうしようもない。メモを活かし切ることができない。京大カードを使っていたときも、同じような問題に突き当たったような。

まとめる方法論について

まとめることを技術として何とかしよう、ということは思考することを道具として見て、有効なもののみを作り出そう、という発想をしていると行き着くことになる。
この技術については、野口悠紀雄の『超』整理法だとか立花隆の「知」のソフトウェアだとか、あるいは川喜田二郎kj法とかもそうだけどいろいろな仕方で考察されている。一度、それも読んだはずなんだけど忘れてしまっているっぽい。もう一度読み返して、記事にでもしようかな。
勉強というのは、最終的にこのまとめる作業をしないと意味がない。忘れてしまうからだ。経験則だと、数週間手当たり次第に本とか読みまくりデータを集めまくりしたら、情熱が続いているうちにまとめたほうがいい。
専門家だとか専門書だとかでも、無内容なのはよくある。自分の頭が悪いのではないか、もっと基本的な知識を知っていないといけないのではないか、もっと読み込んだら得ることがあるのでは、というように考えて個々の本にこだわらないほうがいい。分からないことは分からない、とはっきりさせて、とりあえず横に置いておき、次に進んでしまおう。本でも、だいたい9割5分は無駄で読む価値のない本、本当に分かっているやつの書いている本を探すために読む、というように思っていたほうがいい。うわさ話を100集めるよりは、頭がいいやつ一人と話をした方がいいように。
書き方が難しい本は著者が頭悪かったり、著者が問題点を整理できていない場合が多い。理解しやすく、平易に書かれていてもその内容が恐ろしく質のいい、頭をガツンとやられるような本を古典で読んでからこのように考えるようになった。
これはだめだ、と思った場合にはその本を読むのは途中でやめるようにしています。
ある程度データがそろったらとりあえずまとめに入って、分からないことや、その内容を他人に話したときにつっこまれそうだな、というのを重点的に補う、というようなやり方のほうが効率いい。基礎をしっかりととかいうのは、武道だとかは知らないが学問においては不要だと思う。
なんかごちゃごちゃ書いたけど、ここでいいたいのは、まとまらないからそれを自分の頭のせいにしてもう一度一から考え直そう、とかいうのはしないよ、ということです。まとめ方という策、技術の問題だと捉えてその方面で解決を図るということです。

howm on xyzzy

そして、howmを今試している。2ちゃんのスレをみてたら、結構使えそうだったから。まだ、慣れていないことから不十分な点はいろいろあるが、とりあえず今やっていることとか次回書いてみる。たぶん、導入からカスタマイズとかで数回に分けて書きます。xyzzyを使います。

メモの方法でhowm選んだ理由

とりあえず見つけた方法は、以下。

orgmemoは、何か新しいのをインストールしないといけなさそうなのでとりあえずパス。exeをクリックとか書庫を展開とか以外、面倒でなかなかやる気にならないです。
アウトラインプロセッサも、今までいくつかフリー試してみて微妙とおもったのでパス
changelogmemoとhowmの違いは、大きく言えばメモの保存の仕方を一つのファイルにするか、複数のファイルにするか、らしい。
今やっている形式に近い、ということでhowmを選ぶ。xyzzyでも使えるみたいなので、とりあえずこれで。慣れ親しんではいないが、とりあえずインストールするくらいのことはしているからだ。

とりあえず今howmのメリットだと思っていること

解説しているサイトだとかをななめに見てみて、よさげっぽいな、とおもっていること。検証とかまだしてないので間違ってるやもしれないです。

  • リンクをたどれる
  • 一つのファイルのように連結して表示できる
  • wikiのようにして、重要なファイルに飛ぶことができる
  • grep→表示によって、過去のファイルに飛べる?あるいはリンクをつなげれば、埋もれないだろう。
  • 検索が今までより便利