PPxカスタマイズつかさの第二歩
前置き
前回いったように、今日の項目は次の通り。
- テキストビューアへの特化
- Fenrirとの連携
- あふっぽくする二回目
テキストビューアへの特化は、前言ったとおり。そのために必要な設定をつらつら書きます。Fenrirとの連携は、PPxへの移行で書いた一画面で、ファイル操作をスムーズに行うというもの。
テキストビューアへの特化
メモをパラパラ見る、というのがここでのイメージ。そのために必要な挙動は二つ。ファイル名検索で引っかかったものを、擬似的に一つのフォルダにあるかのように並べるということ。あとは、Grepで検索してその一覧を表示すること。このうち、前者の方が重要で、これはデフォルトでできる。
Ctrl+Wを押すと、Where is file?というダイアログが現れる。
ここで、検索名前に、検索したい名前を入力。たとえば、ファイル名にあふ、という語が入っているものを検索したいなら、*あふ*と入れる。ワイルドカードの指定法は色々あるみたいだけど、とりあえずはこれで十分。そして、Enter。すると、ファイル名にあふが入っているファイルが一覧で表示される。サブディレクトリにチェックを入れておくと、サブフォルダのファイル名も検索してくれる。
僕は、前に言ったように日付のはいったフォルダを作り、その中にテキストファイルを作る、というようにしている。2009-07-14フォルダのなかに、ほげほげ.txtが入っているというかんじ。ファイルを探すとき、これだといちいち日付ごとのフォルダに潜って、また戻ってということをしないといけないが、このコマンドを使い、検索名前に何も入れず、サブフォルダ内にチェックを入れてEnterを押すとサブフォルダにあるファイルを一覧表示してくれる。僕にとっては、これも便利。テキスト閲覧のために、いちいちTextTreeを起動させるような手間がなくなった。
これで、目的のファイルが一覧で表示される。そして、ビューアを起動する。バックグラウンドで開くなら、Y。ふつうに開くならEnter。あと、連動ビューの切り替えはShift+Y。
Grepでの一覧表示は、GetiaにPPvを関連づけることで、とりあえずよしとする。
Option-環境設定-外部ツールで、タイトルにPPv ファイル名にD:\bin\ppw\PPVW.EXE 引数に%F -r を入力。
本当は、検索した行に飛ばすようにしたかったのだがうまくいかない・・・
%F -r /k *jumpline L%L
とやればそこに飛ぶはずなのに、一瞬飛ぶ挙動をしたあと、以前開いたときの行にカーソルが戻ってしまう。まあまた考えよう。
Fenrirとの連携
僕が目指すのは、前話したとおり。基本、大きい一画面で操作をして、必要なときのみ、小さいもう一画面に移動。できるだけ、フォルダ移動の煩わしさを減らしたい、という考え方。
PPcを起動すると、(PPxというツール集のファイラを担当するのがPPc、という違いらしい)それぞれにAとかBとか起動順に名前がつくのだが、PPc[A]に、メインの役割。PPc[B]にサブの役割を担ってもらう。
想定している使い方は、ダウンロードしたファイルを、解凍したり移動したりする、というもの。これがスムーズになるようにカスタマイズすればいい。
で、本題。三つの場合を想定する。
この三つに分けることで、前に話した動作に対応できるはず。パスをfenrirで取得した後、どこに飛ばすかという発想です。
具体的に追ってみよう。まず、展開したいファイルのあるフォルダのパスを、1)に従って開く。たとえば、D:\00work\Julyに。これで、メインウィンドウであるPPc[A]のパスが変更される。
次に、展開や移動をしたいフォルダを開く。展開、移動先を参照したくない場合は、3)でPPc[B]を渡す。こうすると、PPc[A]がアクティブになったまま展開先のパスを変更できる。あとは、PPc[A]で操作をしたいファイルを選択し、コピーなり移動なり展開なりすればいい。もしその後、操作先のファイルを操作したいなら、小さい窓でちょこちょこすれば済むのならTabで切り替え。そうでなく、大きい画面でしたいの!というのだったら、PPc[A]をPPc[B]と同パスにすればいい。
%j"%2"
を、適当なキーに登録。これで、同パスにできる。
2)は、おそらくダウンロードしたのを操作、というときには使わないだろうが、一応登録しておいた。
次に、fenrirのキーをどのように設定するかについて。cmdフォルダに、テキストファイルを作ることでできる。
少しだけ説明を。Fenrirの場合、インストールフォルダに作られるcmdフォルダ内にテキストファイルを作ることでホットキーを設定できる。ファイルの中身にコマンドを書き、ファイル名でそのコマンドを実行するためのキーを決める。ファイル名は、2e.txtみたいに、前にShiftだとかCtrlだとかの修飾キーをあらわす数字を、その後ろに押すキーを、という具合に。この場合には、2e.txtは、Ctlrキーを押しながらEを押したときのコマンド。
僕は、1)の用途に2f.txtを、2)に2t.txt、3)に2r.txtを割り当てている。2はCtrlをあらわしている。僕の手のポジションから、動かしやすいようにこのように決めた。僕の場合、左手の人差し指がF、小指がCtrl(Aの左横にあるキー)、親指が無変換にあるのがデフォだから、これからできるだけ移動しないというのがベスト。左手だけで、パスを渡す処理はやりたいの。
2f.txt
[.***; PPxA | D:\bin\ppw\PPCW.EXE -r -bootid:A "%P" ]
2t.txt
[.***; PPxB | D:\bin\ppw\PPCW.EXE -r -bootid:B "%P" ]
2r.txt
[.***; PPxBNonActive | D:\bin\ppw\PPCW.EXE -r -noactive -bootid:B "%P" ]
というようにすればおk。
***;というのは、すべての拡張子に対して有効、という意味。ここで、たとえば.txt;というように書き換えると、選択したファイルの拡張子がtxtのファイルのときのみにそのコマンドが実行される。PPcAとかPPcBとかいうのは、そのコマンドの名前。一つしかコマンドを記述していないときには表示されない。その横の、D:\bin\ppw\PPCW.EXE -r -bootid:B "%P"とかいうのは、実行するファイルのパス。-r -bootid:Bというのが起動オプションで、 "%P"というのは、Fenrirで選択しているパスを表す。
PPxA | D:\bin\ppw\PPCW.EXE -r -bootid:A "%P"という名前とコマンドが書いてあるところは、複数行にすることができ、その場合メニュー表示され、複数のコマンドから一つを選ぶことができる。mp3とかtxtのときとかは、メニュー表示をして送るソフトを選ぶ方がいいが、ファイラなど頻繁に使用するソフトにパスを送る場合にはメニュー表示をせず、ホットキーで即コマンドを実行してくれる方がいい。
ちなみに解説しておくと、 -rは、もし起動していたらそれにパスを送る。-bootid:A は、パスを送るPPxの窓を選択する。-noactive は、アクティブにしないということ。
順序立てて説明
ダウンロードをして、それを操作したいときは、まずダウンロードをしたフォルダを開く。僕は、ダウンロードフォルダを月ごとに作っているから、その月を打ち込めばいい。今月ならjuly。そうすればそのパスが表示される。そこで、Ctrl+F。そしたらJulyフォルダが、PPc[A]に表示されるので、ダウンロードしたファイルにカーソルを合わせる。で、マーク。次に、またfenrirを起動。操作先のパスを取得し、Ctrl+R。これで、PPc[B]が非アクティブで開く。PPc[B]を、僕は少しだけずらしてタイトルバーのみ、みれるようにしている。これで、パスを確認しようとすればできる。
次に、CなりMなりUなりを押せば、操作完了。操作先のファイルをみたいなら、PPc[A]をPPc[B]と同パスにするキーを押せばいい。あるいは、Tabを押してそっちに移動するなり。おわり。
あふっぽくする
なんかいろいろ、あふのデフォルトとは関係なくなっている気がするけど^^;僕の使ってたあふに、近づけるという意味でお願いします。
クリップボードにパスをコピー
割り当てキーに、Nを入れる。ついで、コマンド実行にチェックを入れ、下の空欄部に
*cliptext %FCD
を入力。*cliptextは、クリップボードにコピーするよ、ということで、%FCDはカーソル下のパスを意味するマクロ。
Ctrl+Enterで、ウィンドウズデフォルトの関連づけ実行
キー割り当てに
^ENTER
機能・キー割当てに
Z
Aですべてにマーク
キー割り当てに
A
機能・キー割当てに
^A
インクリメンタルサーチ
migemoを使う。必要なファイルをPPxのフォルダにいれ、全般タブのインクリメンタルサーチの動作をいじる。とりあえずFに割り当て。